日々雑感 ~タミフルその後~
アメリカの売薬を積極的に買って欲しいというのは例のアメリカ政府による年次改革要望書という名の日本への要求書にキッチリと書かれている。私は十数日前にこの日記で「どうしてチェイニーはあの時期に日本に来たのか良く分からない」と書いたが、もしかしたらこのタミフルの大量売りつけが目的だったんじゃないのか?と疑いたくもなる。私の妄想かもしれないが、参院で予算案通るまで厚生省が副作用話を逃げていたような気がしてならないのだが…。実はあの副作用のデータもいい加減でよく話を聞くと、データの集積期間にカラクリがあったらしく、最近になりデータの詳細をようやく見ることが出来た専門家がその辺の事情を厳しく糾弾している。どうも故意なのか過失なのかは分からぬが、発症事例が過少に報告されていたらしく、今後この辺に関しては学会などで問題になりそうな雲行きだと言う(先週末放送されたあるラジオ番組のポッドキャスト放送で専門の医師が厳しく断罪していた)
さてありとあらゆるデータ集積にとって一番大事な要素は「スパン=期間」であるのは言うまでも無い。医学的データもそして競馬のデータもことこの件に関しては同じだ。上にあげたタミフルの副作用にしても、厚生省発表の1週間と言うスパンで見ると確かに大きな差異は無いのかもしれないが、実は投薬後6時間後というスパンでこのタミフルの副作用症例を見ると、なんと通常の投薬時の5倍以上の症例が発生している、という事実があるのだがそうした事を何故か見て見ぬ振りをしているので、是非ともメディアには指摘してもらいたい処である。人の命に関わる事と同列に論じる気は無いけども、データという側面のみで言うなら競馬も同様で、集計スパンをどうするかでデータが全く変わってきてしまう。私も良くこの辺のさし加減を間違えて痛い目に合うのだが、最近そういうさじ加減ミスが個人的に立て続いているので、以後気をつけたいなと思っている。
# by mf0812 | 2007-03-27 03:51 | ニュース・評論