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日々雑感 昨日のニュースから

高津の登場を待ちわびるシカゴのファン


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 シカゴ地元紙『シカゴ・サンタイムズ』は25日(日本時間26日)、ホワイトソックスの高津臣吾投手がシカゴのファンのお気に入りになりつつあると報じた。

 記事では、9回に高津の名前がコールされると、球場のファン全員が総立ちで拍手喝
采(かっさい)する様子を伝えている。オジー・ギーエン監督は、「高津に興奮しすぎるなよ。失敗したときは、今度はブーイングの嵐だからな」と冗談交じりで高津にアドバイスを送った。

 また、ギーエン監督は、「今まで1人の選手に対して、こんなにエキサイトしているシカゴのファンは見たことないよ。おそらく、ずっと高津のような素晴らしいクローザーを待ち望んでいたのだろう」とコメントした。



本当に己の不明を恥じるのみである。私は自分の大した事無い付け刃の野球の知識で判断して、高津はメジャーではダメだろうと勝手に結論付けていた。しかし高津投手は驚くべき事にここ数年クローザー不足に悩まされ続けてきたCWSの救世主になろうとしている。この間スカパーで高津投手の投げた試合を見たがシカゴのファンの熱狂振り、そして高津投手の投球内容にも驚きであった。何と球速もコンスタントに90マイル以上という速さを出せている
多分メジャーに適応させるため高津投手なりの技術的な改善が合ったと思われる。私の目には投球フォームにそうした変化の形跡を見てとれるが、高津投手の口から是非ともその辺の経緯を聞いてみたい。シーズン終了後、各マスコミには「そうした技術論」を是非とも深く追求してもらいたい。今の所「GET SPORTS」に期待だ。


【機構改革を繰り返す外務省の悲しさ】

 政府は23日、11年ぶりとなる外務省の機構改革を決定したという記事をむなしい気持ちで読んだ。その目玉は条約局を国際法局に変更し、領事移住部を領事移住局に格上げする一方で国際情報局を国際情報統括官に格下げるという。川口外務大臣は記者会見で「私が意識・制度面での改革をすすめてきたが、今回の機構改革で車の両輪がそろった」と記者会見で協調したという。 その同じ紙面の片隅にこの機構改革を自民党に説明する為に開かれた自民党外交関係合同会議で、米軍基地の再編をめぐる報道が連日なされているのに人っ子一人説明にこない、電話一本もかかってこない、と外務省への不満が噴出し川口大臣が「ご迷惑をおかけした」とひたすら頭を下げたという記事が載っていた。

 外務省はこの一年間、イラク戦争への対応と拉致問題に明け暮れ、本来の外交をしてこなかった。ジェンキンス問題の大騒ぎ一つとってもそのことは明らかである。行方不明邦人の究明と核放棄を実現させ日朝国交正常化を進めるという本来の外交はまったく進展せず、いまやジェンキンスの健康問題と司法取引に振り回されている。これは外交ではない。

 その一方において米国の安全保障政策は急展開を見せている。在韓米軍を縮小し在日米軍を再編・強化しようとする米国の思惑を知った上でどのようにわが国の負担を軽減していくか、それこそが国民の為の外交であるはずのところが外務省の安保政策はなきに等しい。そんな外務省を尻目に防衛おたくよろしき石破防衛庁長官の下で防衛庁は勢いづく一方である。26日の朝日紙面では本年末に策定する「防衛計画大綱」において「他国の弾道ミサイル発射基地をたたく敵基地攻撃能力」の保有を密かに検討しているという。これは専守防衛
を基本理念としている憲法違反であるだけでなくアジア諸国に脅威をあたえる外交配慮のない無策である。まともな外交をすることなく機構をいじくっては改革だと叫ぶ今の外務省に
私は限りないむなしさを感じるのである。



昨日の深夜、日本テレビのドキュメンタリー番組で4年前にあった三菱自動車の組織的リコール隠しを検証する番組を放映していた。TVのドキュメンタリー番組としては近来稀に見る硬質な素晴らしい内容で、その至るに所まで精緻さを施した番組制作者の丁寧さにも驚いたが、それ以上に驚いたのは、超一流企業である筈の三菱自動車のその体質である。しかもこれだけの騒ぎを引き起こしたにも拘らず、数年後に例の死亡事故を引き起こすまで再び隠蔽を繰り返したわけだから何をか況やである。

上の記事はイラク戦争に関して内部で『異見』を具申したため、閉職に追い込まれ辞職した元外務省大使天木氏のメルマガからの転載である。例の機密費事件事件以降、外務省改革という言葉ばかりを聞かされるが、その内容はこの有り様であるという訳だ。この元大使の告発を読むまでも無く、のうのうと腐った体質のみは生き延びているようである。三菱は死亡事故を起こし漸く膿を出そうとしている訳だが、外務省の場合、自国民に犠牲が出ても、小細工を重ねて、物分りの良すぎる提灯持ちのマスコミを懐柔しながら、のうのうと生き延びるであろう。それが悲しいのだ。

  by mf0812 | 2004-07-26 16:28 | ニュース・評論

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