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道営競馬研究

馬券的に私が道営の2歳戦を重く考えるようになったのは、4,5年前からであるが、そこに着眼した理由の一番は大井競馬の馬券を考えていく上でどうしても避けて通れなかったからである。この日記でしつこく触れている栄冠賞に初めて注目したのは、98年オリオンザサンクスが勝った時まで遡るがそれ以来長い間このレースをマークしているが、たかだか道営の、しかも2歳の重賞レースで好成績を収めたところで別に関係ないだろうというのは至極真っ当な見方で、私もそれに一切反論はしない。ここから先の話は私の根拠の無い妄想と思って読んで頂きたい。

私が道営2歳戦を着目した理由は、確かに大井競馬を考える上で道営からの転厩馬がやたらと多かったからであるがもう一つ、これは私の勝手な考えだが、ある説を面白く感じてそれを検証してみたかったというのも大きい。それはある獣医の見立てを私なりに“翻訳”したものであるが、サラブレットが本来持つ競走能力は生まれたときからほぼ決まっていて、それが顕在化した後は減衰していく事はあっても、年齢に比例して上昇する事は殆ど無いという考えである。競走能力の頂点は2歳夏から冬までで能力顕在後は緩やかに衰退していくという考え。早熟や晩成というのはあくまで能力を発揮する阻害要素が取り除かれる環境が整う時間の個体差から生じてくる、という考えだった。

この考えはあくまで俗説で、その医師も上記に述べたような話をそのまんましていたわけではない。ただ競走馬は年齢を経ていけばそれに伴い成長していくものだと決め付けてはいけないなと思ったので、少し乗っかってみたのだ。栄冠賞は2歳の初夏に行われるが、この段階で競走馬として一定のレベルに達していれば、その後(環境次第ではあるが)他の馬とのアドバンテージをある段階、3歳馬が古馬との混合戦になる3歳夏頃までは保ったままでいけるのではないかと推測し、データを取ってみた。すると道営2歳の重賞レースで好走した馬が、その後他地区に移籍しても3歳の秋口まで結構な好成績なのを確かめられたので、馬券作戦にスライドさせたみた。

さてそこで去年に話を戻すのだが、その栄冠賞組の成績があまりよろしくない。今までカナリ痛い目に合ってきたが、まぁそう言う年もあるさと最近はあきらめているのだが、その代わりと言っては何だが、去年の道営競馬に関して言うと、栄冠賞の替わりにリリーカップというレースが面白い。このレースの上位組のその後が中央地方共に優秀で、日本のあちこちの競馬場で穴を開けているので今後も上位馬の動向には注目をしたい。

  by mf0812 | 2007-01-09 05:00 | 競馬

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