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菊花賞 見解  ~コスモバルクの見方~

過去17年、報知杯弥生賞勝ち馬が菊花賞に出てきたのは9回ある。面白いのは出てきた9頭中、複勝圏内を外したのは僅か1頭しかいないと言う点だ。02年のバランスオブゲームのみ。他の8頭は何れも3着以内を確保している。弥生賞は強い馬で無いと勝てないと言われる所以はここにある。

<弥生賞 勝ち馬 菊花賞成績一覧>

021020 4京6 11 菊花賞 G1 5着 バランスオブゲーム
991107 5京2 11 菊花賞 G1 1着 ナリタトップロード
981108 6京2 11 菊花賞 G1 2着 スペシャルウィーク
961103 5京2 10 菊花賞 G1 1着 ダンスインザダーク
931107 6京2 10 菊花賞 G1 3着 ウイニングチケット
911103 7京2 10 菊花賞 G1 2着 イブキマイカグラ 
901104 4京2 10 菊花賞 G1 3着 メジロライアン  
891105 5京2 10 菊花賞 G1 2着 レインボーアンバー
871108 5京2 10 菊花賞 G1 1着 サクラスターオー 



ご覧のように バランスオブゲーム以外、全てが馬券の対象になっているのが良く分かる。実を言うと02年、私の本命馬はバランスオブゲームであったが、菊花賞では距離不安を考えたのか、やや消極的に乗り、後方で脚を溜めすぎた感が強く乗り違えて負けた、という私の自分勝手な悪い印象が残っているが、今回のコスモバルクもこのバランスオブゲームの悪夢が襲うのであろうか?

面白いのは、オーナーサイドは、今後を考えて馬群に入れた競馬をと事ある毎に言っているのだが、調教を見ても、実際のレースを見ても、そうした要望が叶うのは、最早物理的に無理だろうと、傍で見ている分には分るのだが、当事者にはナカナカそうした現実を受け入れるのは難しいようだ。

しかし鞍上の五十嵐騎手は流石に理解している。今週これまた事ある毎に『逃げてもいい』宣言をしているのは、どうやっても無理な折り合いに専念させて好位から競馬を…等と言うのはある意味において「お伽噺」的なのだというのを、五十嵐騎手は一番良く分かっているからに他ならない。

私は五十嵐騎手が己を信じ、その騎手としての直感を優先し、逃げを打つなら十分複勝圏内を確保できると思うが、やはり陣営の指示に従い好位で折り合おうとしたならば、その時はバランスオブゲームと同じ結果になるであろうと推測できる。五十嵐冬樹、一世一代の大勝負が待っている。

  by mf0812 | 2004-10-24 11:55 | 競馬

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