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日々雑感 ~タミフルその後~

タミフルの件はこの日記で数回触れているが、例のラムズフェルドとの怪しげな関係を大手マスコミもようやく書き始めてきた。私としてはまだまだツッコミが足りないと思うのだが、何よりも怪しいのはこの間のチェイニー来日である。来日時の交渉で何が話し合われたのか良く分からぬが、その後新聞等で情報をいろいろと精査してみると、あのドサクサ紛れに何故だか知らぬが、日本はアメリカからタミフルを300万トンも常備する旨を約束しているんだが、この事実を皆さん御存知であろうか。

アメリカの売薬を積極的に買って欲しいというのは例のアメリカ政府による年次改革要望書という名の日本への要求書にキッチリと書かれている。私は十数日前にこの日記で「どうしてチェイニーはあの時期に日本に来たのか良く分からない」と書いたが、もしかしたらこのタミフルの大量売りつけが目的だったんじゃないのか?と疑いたくもなる。私の妄想かもしれないが、参院で予算案通るまで厚生省が副作用話を逃げていたような気がしてならないのだが…。実はあの副作用のデータもいい加減でよく話を聞くと、データの集積期間にカラクリがあったらしく、最近になりデータの詳細をようやく見ることが出来た専門家がその辺の事情を厳しく糾弾している。どうも故意なのか過失なのかは分からぬが、発症事例が過少に報告されていたらしく、今後この辺に関しては学会などで問題になりそうな雲行きだと言う(先週末放送されたあるラジオ番組のポッドキャスト放送で専門の医師が厳しく断罪していた)

さてありとあらゆるデータ集積にとって一番大事な要素は「スパン=期間」であるのは言うまでも無い。医学的データもそして競馬のデータもことこの件に関しては同じだ。上にあげたタミフルの副作用にしても、厚生省発表の1週間と言うスパンで見ると確かに大きな差異は無いのかもしれないが、実は投薬後6時間後というスパンでこのタミフルの副作用症例を見ると、なんと通常の投薬時の5倍以上の症例が発生している、という事実があるのだがそうした事を何故か見て見ぬ振りをしているので、是非ともメディアには指摘してもらいたい処である。人の命に関わる事と同列に論じる気は無いけども、データという側面のみで言うなら競馬も同様で、集計スパンをどうするかでデータが全く変わってきてしまう。私も良くこの辺のさし加減を間違えて痛い目に合うのだが、最近そういうさじ加減ミスが個人的に立て続いているので、以後気をつけたいなと思っている。
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  # by mf0812 | 2007-03-27 03:51 | ニュース・評論

追悼 城山三郎氏

生命の歌 城山三郎 昭和の戦争文学 第二巻
城山 三郎 / / 角川書店
スコア選択: ★★★★★

作家・城山三郎氏が亡くなった。城山氏と言えば「落日燃ゆ」「官僚たちの夏」「もう君には頼まない」「男子の本懐」など気骨溢れる政財界人を丹念に描いた力作や、社会的に封印された事件の掘り起こしたり、または市井の人々を優しい視点で描いたりと、本当に視線、視点が常に平たい素晴らしい作家であった。言うまでもなく私も大好きな作家さんであり、高校時代から今に至るまで城山作品は私の愛読書であり続けた。

その中でも一昨年にハードカバーで出た城山三郎戦争文学集は白眉の出来であったと思う。私は、一昨年末に文庫本化の際に全てをまとめて買ったのだが、余りの面白さに買ったその日に徹夜して一気に読破してしまった。戦争を知らぬ若輩の私にも胸に迫り来る内容であったが、特に第1巻である「硫黄島に死す」は、涙なくしては読み切る事の出来ない素晴らしい短編が収録されている。中でもイーストウッドの硫黄島2部作では描かれなかったある名も無き日本の少年兵を描いた「草原の敵」が読み手サイドに問うてくるその切迫感は心を捉えて離さない。

生前の城山氏は、個人情報保護法案を通過させようとした小泉純一郎前首相に対して烈火の如く怒り「もしこの法案が通るなら『言論の死』という碑を建てて、そこに小泉純一郎首相と全賛成議員の名を刻む」と抗議したのは有名な話である。城山氏と言えばその風貌から想像できないような直情溢れる気骨の人であり理不尽な事への怒りを忘れぬ『志』の人であった。衛星放送のニュース番組で小泉首相の靖国参拝に抗議、直言していた姿が氏の生前を見た最後になった。そんな城山氏が亡くなり、今日になり国会では殆ど騒がれずに「密告義務法」という個人の自由を著しく侵害する様なトンでもない悪法が民主党の賛成も得て衆議院をアッサリと通過してしまった。

この法律の建前は、テロ対策の一環としてマネーロンダリング防止の観点から、その容疑であればなんと警察が裁判所からの令状なしで立ち入り調査が出来るだけでなく、司法書士や保険会社にクレジット会社、貴金属業者など指定された業種の人は、犯罪の疑いのある取り引きをしていると思ったら関係省庁に通報しなければならない『義務』を負う法律であり、しかも通報した事業者はその事を顧客には黙っておくという法律なのである。つまり我々はいつ何時誰かに密告される危険を孕みながら生活するハメになる。何とも嫌な世の中であるが、個人情報保護法に身体を張って反対した城山氏がこの法律が殆ど無抵抗で通過していく様を見たらば、心の底から悲しみ、そして怒りに震えるであろう。
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  # by mf0812 | 2007-03-24 03:50 | 書籍

高松宮記念 展望

昨年の高松宮記念以降、中央競馬の芝1200mから1400mで行われた重賞競走の内、5月以前の3歳馬限定戦を除いたレースにて複数回数勝った馬、もしくは連対した馬は何頭いただろうか?…と、去年と全く同じ書き出して今年の高松宮記念の展望を始めたい。ちなみに昨年の答えはゼロ頭だったが今年は3頭いる。まずシーイズトウショウ。CBC賞1着、函館スプリントステークス2着、キーンランドカップ2着、セントウルステークス1着と4連対している。ついでプリサイスマシーン。こちらはスワンステークスで1着、阪神カップで2着、そして阪急杯で1着の計3連対。ただしプリサイスマシーンは全て1400Mでのレースでの成績だ。そして更にもう1頭いる。それがテイクオーバーターゲットだ。セントウルステークス2着、スプリンターズステークスで1着の2回。つまり現在の芝短距離路線はシーイズトウショウとプリサイスマシーンを中心にまわっていると考えて差支えないと思う。昨年の同時期はそうした中心馬が不在で、その結果1着、2着には初めて1200Mを使ったオレハマッテルゼとラインクラフトが占め、3着にシーイズトウショウ、そして4着にプリサイスマシーンが来た。

これでお分かりのよう高松宮記念3,4着馬がその後の芝短距離路線で上位を占めたのだが、スプリンターズステークス(G1)では、外国馬に頭を取られ、久し振りに芝1200Mに転戦してきたメイショウボーラーに2着を取られてしまった訳である。つまり今回の高松宮記念でもそういう別路線組からの転戦馬の大駆けに期待を寄せるのはそれほど悪い筋では無いという事だ。血統的な側面から見ても狙い目十分(ロベルト系の血と高松宮記念は相性が良い)と見ているマイネルスケルツィであるが、今回が初めての芝1200M。本来ならそれが不安材料になるのだが、ここ数年の高松宮記念ではそれが強みになる筈と私は見ている。同じ事はスズカフェニックスにも言える訳で芝1200M得意の馬よりは未経験馬、もしくは久しく走った経験の無い馬等に重きを置く方がこのG1に限って言えば筋の様な感じがしている。とは言え流石に芝そのものが初めてになるスリーアベニューまでとなると無理筋であろうが。

またこのように各馬横一線の時は枠順や騎手などの要素が大きく作用することもある。その辺も絡めながら当日まで予想を絞り込みたいなと思っているが基本的に私はマイネルスケルツィとスズカフェニックスの強力2頭軸で勝負したいと思っている。
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  # by mf0812 | 2007-03-22 03:47 | 競馬

華麗なる一族

華麗なる一族
佐分利信 / / 東宝
ISBN : B0002TT0RI
スコア選択: ※※※※※

テレビドラマ「華麗なる一族」がこの度放送を終えた。原作は山崎豊子、この話は、改めて言うまでもなく山陽特殊製鋼倒産事件事件をモチーフにしたものだ。主人公の万表鉄平は山陽特殊製鋼の再建に尽力した上杉年一氏がモデルともされている。この「華麗なる一族」は1974年に映画化されている、監督は名匠山本薩夫、主演仲代達矢というゴールデンコンビにより作られた。「映画斜陽の時代」と揶揄された1970年代、実はこの時代には映画評論家には見落とされがちであるが、素晴らしき日本映画が数多く作られている。この「華麗なる一族」もそして「砂の器」も「新幹線大爆破」といった世界に誇れる素晴らしき日本映画は、ほぼ同時代に作られている点を忘れないでいたいものだ。

山崎豊子、山本薩夫、仲代達矢の「華麗なる一族」のトリオで2年後に「不毛地帯」と言う名作も製作されているが、こちらの作品には名優丹波哲郎も出ていて、より一層作品に厚みを増させている。さて確かに仲代も山崎豊子映画の常連であるけども、やはり山崎豊子原作といえばまず真っ先に名前が挙がる俳優と言えば田宮二郎だろう。白い巨塔の財前教授役と言えば田宮二郎の当たり役であるが、とにかく田宮は、山崎豊子の作品群に惚れ抜いていて、白い巨塔のテレビドラマ化の際には何年にも渡り準備をし、山崎豊子を自ら口説き落として製作に漕ぎ付けたほどだった。

実はこの仲代主演の「華麗なる一族」には田宮二郎も出ているが、田宮は仲代が演じた(今回のテレビドラマ版では木村拓哉が演じた)万俵鉄平役を演じる事を熱望し、山本監督や東宝の名物Pである市川喜一に頼み込んだと言う逸話が残されている。残念ながら田宮の願いは叶わなかったが数年後、田宮二郎が躁鬱病の末に自殺を遂げた時のその様が正にこの「華麗なる一族」における万俵鉄平の死とオーバーラップしていたという。田宮は大映の天皇と呼ばれた永田雅一の逆鱗に触れ映画界から追放を受け暫く映画界から離れたが、大映倒産後に再び映画界に戻ってきてから、自死を遂げるまで立て続けに名作、傑作、快作に出続けた。生島治郎原作の「追いつめる」や、名匠増村と組んだ「動脈列島」、そして加山雄三と共演したハードボイルドの隠れた傑作「ジャガーは走った」など、その主演作品群は今もなを色褪せないでいる。惜しい人を亡くしたなと改めて思う事しきりだ。客数少ない店内でキムタクの自死のシーンをモニターで見ながら「田宮二郎が鉄平を演じていたらどうなっていたのかな?」とふと思った、そんな日曜の静かな夜であった。
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  # by mf0812 | 2007-03-20 03:46 | 映画・ドラマ

ゴング休刊

薄々と話は聞いていたが、やっぱりゴング本体も休刊と相成った様である。
プロレス不況の中での事態と言うよりも新日本プロレスを中心にした業界の利益分配構造のバランスが新日本プロレスの内部分裂による細分化で崩壊したと言う事だろう。

先週の土日の首都圏では、数多くのプロレス興行が行われ各会場で多数の観客を集めた。月曜日は朝からジャガー横田の復帰戦の模様が各ワイドショーで放送していた。ジャンルとして脳死状態の一歩手前とされている女子プロレスの模様が地上波各テレビ局で堂々と放送されるこのパラレルな状況。

ゴング休刊の報を聞き、やはり再び考えるのは、テレビと興行の関係だ。どうしても興行を考え煮詰めていくと、最終的にテレビ論に行き着く。これはやっぱり永遠のテーマになりそうだ。
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  # by mf0812 | 2007-03-13 22:24 | プロレス格闘技

さらば新日本プロレスリング

サイモン新日社長電撃辞任、IGF合流か - バトルニュース : nikkansports.com

いろいろと事情なり状況なりを書こうと思えば書けるのだが結論を書けば「ユークスはガチ」という事である。

藤波を切り捨て、猪木らは去っていく。創立35周年の興行に団体の象徴二人がいないという段階でこうなる事は分かっていた話であったか。

ノアは看板を捨て、新たな器をこしらえたわけだが、新日は看板を守る為に象徴を切り捨てた。今回のサイモン辞任は事実上新日本プロレスの終焉であり、新日本プロレスがユークスプロレスになったという事と同義である。

新生新日というよりも、ユークスプロレスリング旗揚げと考えた方が全ての説明が付きやすい。個人的には果たしてユークスは会社としてビジネスとして、この業界でどこを目指しているのか、そこが気になる。
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  # by mf0812 | 2007-03-11 22:26 | プロレス格闘技

日々雑感 日興コーディアル事件の後味の悪さ

日興コーディアルが粉飾をしでかし大騒ぎとなり、ついにシティグループに買収される事になったが、この一連の動きは非常に胡散臭いと前から思っていた。たまたま今日、店に大手証券会社に勤める友人が来たので閉店後に近所の居酒屋でいろいろと話をしたが、日興の前経営陣がしでかした事は完全に犯罪でありどうして逮捕されないのか、彼も不思議がっていた。

詳細を聞いたが、はっきり言えばライブドアの粉飾決算事件など、日興がやらかした事に比べれば大した事無い気がしないでもない。こんな悪質極まりない、というか、これが刑事罰を問われないなら、ライブドア事件だって問われないよ、と彼は言っていたが、日興コーディアル事件の一連の動きを見ていると、明らかにある種の人々らに、我々はまんまと騙されている事に気付かされる。以前にどこかで見た光景がこうして繰り返されるわけだ。この辺の事情を知るに一番分かり易い解説書は、関岡英之氏が書いた「拒否できない日本」だろう。これ読めば、我が国自民党政権が如何に米国のなすがままなのかを思い知るに至る。まぁ現在進行形でこういう一大事が全く問題にされずに、しずか~に過ぎていく怖さを噛み締めるしかないか。

因みにライブドアと日興のしでかした事を比べてみるとこうなる。

■ライブドア=法的には結構判断微妙な範囲における約16億円弱の粉飾決算疑惑
■日興コーディアル=最初は平社員の単独犯行としていたが、実は会社ぐるみで自社の子会社を使い約140億円の粉飾決算をし、その決算を元に500億円の社債を発行。役員らはそれを根拠に高額の報酬を得る。

で、こうした事実が発覚後、どうなったかと言えば

■ライブドア=役員と社長が逮捕され会社は上場廃止の憂き目に。一般の株主らの持つ株券は全て紙屑に。
■日興コーディアル=5億円の課徴金支払いで行政処分終了。社長と会長らが引責退任、株は監理ポストに(但し2ヶ月程度の予定)そして今月になりシティが日興の株式の過半数を取得して(TOB)子会社にする包括的な資本業務提携を決定。

法の下の平等ってナンだ?
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  # by mf0812 | 2007-03-10 22:23 | ニュース・評論

準オープンの馬券を考えてみる

中央競馬では昨年、昇級のルール変更をし所属しているクラスの決定を実際の獲得賞金額に準じるのではなく、当該クラスのレースを勝てばそのまま昇級するというスタイルに変更した。これにより1000万下条件で良く見かけた『勝ち得』と呼ばれる馬がいなくなった訳だが、当然の事ながらそのお陰でやたらと準オープン馬が増えた訳で、レース数とクラスにいる馬のバランスが崩れ除外のラッシュが続いている。

一応JRAでもこういう状況になる事を見越して予め準オープンのレースを増やしたが、想定よりも除外馬は増え続け、全く対策になっていない状況である。また出たいレースに向けての優先権を獲得するために各陣営が取り合えず登録ばかりするものだから週頭の段階で当該レースの登録馬が50頭オーバーなんていう事もチラホラ。これじゃあまともな予想も出来ようもないだろう。

しかし皮肉なものでこれだけ除外馬が多くても長距離レースは、頭数まばらな事が多いのも事実、芝もダートも短距離に除外馬が集中している。これは何故か?血統的な面や生産の面から必然として長距離馬が少なくなっているという側面もあるが、何より未勝利、500万、1000万で長距離レースが殆ど行われないからこういう事態を引き起こしているとも言えよう。中山ダートだったらどの条件でも12と18のレースばかりが行われる訳で、そこを勝ちあがる馬が上にあがってイキナリ2400Mのレースを使おうなんて誰も思うまい。つまりレース番組を系統的に考えなければそりゃあ上手く行くわけも無かろうという事である。対処療法的な応対では物事の本質は変わろう筈も無く、つまるところ根本的な解決策は元に戻すか、競馬法を改正して一日に行えるレースの数を増やしていくか、それしかないだろう。

と、まぁこうした小難しい話はプロの方におまかせして、では除外でまくりの準オープンは馬券的にどうなっているのか。そこを押さえておきたい。今年の1月から先週までのレースを集計してみると、単勝で大波乱は余り無いが、連勝、連複で高額配当が続いており、まぁ当たり前の話だが、三連単では全25レース中23レース中で万馬券となっている(平均配当金額は、24万6084円)この辺に除外の影響があるのか無いのか、良くはわからぬが、取り合えず準オープンのレースはヒモを手広く広げて大穴狙いで、という感じに構えたほうが良さそうな塩梅である。
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  # by mf0812 | 2007-03-06 22:22 | 競馬

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