日々雑感  8/25  競馬予想・ダイヤルQ2時代の思い出


何回か競馬ジャーナル日記のほうでダイヤルQ2で予想屋めいた事をしていたと書いたことがある。皆さんも新聞や雑誌などで広告を見た事がある人も多いと思うが、一体どんな人々がどういう仕組みでやっているのか興味があるかもしれないので、今日は私が知っている限りの事を書いてみたいと思う。

そもそも私が仕事を貰っていたそのダイヤルQ2を運営していた人物は、アダルトビデオの仕入れの際に知り合った人物で、大学時代の知り合いの兄貴でもあった。テレクラが流行しかかった頃に回線が余ったのでその主宰である知り合いの兄が趣味でもある競馬の予想屋めいた事を始めようと考えたのがスタート。

私が競馬の雑誌で数度仕事がした事があるのを聞きつけた主宰者が一ヶ月5万円程度のギャラでやってくれと言われて私も知り合いと参加した訳だが、少し仕事をしていく内に分かったのだが、あくまでも競馬予想ダイヤルQ2は、テレクラの隠れ蓑で、どうやら競馬の予想屋を軒にして、中身はテレクラでガッポリというのがその主宰者の狙いだったようだ。

今は知らないが当時は風営法的にテレクラがグレーゾーンにあったので、免許のない主宰者はそこに目を付けたのあろう。当時のテレクラはまだ携帯電話がここまで普及する前夜だったので公衆電話や専用のテレホンカードなどを販売して、結構な売り上げを上げていた感じだ。本当に数ヶ月に一度程度しか顔を合わせたことがなかったが、会う度に乗っている車の車種が変わっていた、しかもランクアップしていた位だから、相当なモノだったのだろう。最盛期には年収で億に届いたとか届かないとか耳に挟んだが、最終的には、ミレニアムの頃に自己破産してしまったのだから、正に商売は水物だと、思い知る事に。

さてそのダイヤルQ2では概ね1開催を1単位にして元金3倍と言うのが基本パターンだった。ああいう手合いは最初の入会金でほぼ当方の儲けは終了している。ウチでは3ヶ月結果が出ないと半額返金とかいうシステムを敷いていたが、そういうケースは私が関わっていた時にはゼロだった。

それは何故か?

絶対に硬そうなレースしか推奨しないからだ。ああした広告で大穴的中!とか出ているのは、概ね最初に外れても「保障無し」という誓約を受けた上でのコースで提示される予想で、当時他のQ2でも転がし成功率は50%以下が当たり前だったと記憶している。それはウチも勿論で、2回程度奇跡的な形で成功したことがあったが、殆どは成功した事は無かった。今にして思うが、大成功したあの転がし大成功は奇跡であったと確信している。何せ重賞競走で1番人気馬が降着するなんて(バトルライン)、絶対有り得ないからだ(笑)

さて私が関わっていたトコロは会員数20人程度の小規模なモノだったし、そもそもが風営法の隙間埋めみたいな感じだったので、どこか牧歌的な感じだったが、噂に聞くと結構刃傷沙汰になったトコロもあるそうで、私が聞いた中で一番凄いと思ったのは、某関西系の怖い方が運営しているダイヤルQ2で、会員だったこれまた某関東系の怖い方の若頭さんが、外れた責任取れと乗り込んで大乱闘になったとか。そんな話を聞いていたので小心者の私なんかは、もう絶対に外れないだろうというレースしか推奨しないもんだから、当たるけど金額が増えないと言う笑えないオチばかり。まぁ今の時代ならワイド馬券があるので、ああいう商売には大きな味方になるだろうが、当時はナカナカ大変だった。

巷ではよく「予想屋」が当たるなら、自分で買っているという言葉を聞くが、絶対に当たるであろう馬券を数点買い、1開催1単位で転がして、利益を得ようとするならば誰が考えても分かるように元金がある程度ないと成功しないのが道理である。単勝で2倍前後の馬、もしくは馬連で5倍前後の馬を2点程度で買い続け、元金を10倍程度まで押し上げなければならないのは結構しんどい作業である。気長な話だし、これを根気良く続けるというのは正直金持ちの道楽みたいなものだ。まぁ当時はミニバブルも起きていたし、私の様な雇われ者にはどんな人が会員だったか知らないが、仕手株買う感覚と同様で参加していたような主宰者説明だったが、少しだけ見させてもらった会員データを見ると、強ち遠からずといった印象を受けたのを思い出す。

貧乏人が予想を考えて、金持ちが道楽でその予想に乗る、これがあの当時のダイヤルQ2業者の概ねであった。私が足を洗ってから5年以上経ったが、今では結構最近では有名な人が、それなり陣容で構えていたりするし、ダイヤルQ2予想の状況も大いに変化しているようだ。まぁお金を払って予想を買う行為は、自分がやっていて言うのもなんだが、あんまり面白いものではない。元金が潤沢になければハイリスクでローリターンでしか有り得ない訳で、それなら株や債券でもやってたほうが賢明なのは言うまでもない。

ただ個人的に同じ予想を買うという行為でも、ダイヤルQ2の大体がそうである「買い目提示型」でなく「予想理論提示型」の予想販売は、少しお金を払う価値があるかもしれないなとは思っている。それにしてもどのサイトもそうしたものですら結構な金額を払う破目になるので手が出ないのが普通の人の感覚だろう。

しかし「予想理論提示型」の予想は、有料サイトでなく個人が運営するサイトに日記的に書かれているもので得られたりもする。無料とは言え、プロの競馬記者が書いているモノよりも読み応えもあったりするし、私自身そういうサイトに接する事で自分の競馬予想能力を磨かせてもらってもいて、非常に感謝している一方で、私の日記やこのブログがそうなっていないのが残念でもある。
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  by mf0812 | 2004-08-25 05:06 | 競馬

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