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3.4ノア武道館興行 雑感

昨日は武道館にノアの興行を観に行った。三沢負傷のアクシデントも相まってか、プロレス不況の真っ只中、ノンタイトルマッチばかりの5大シングルが軸の実験興行に打って出た(一応森嶋KENTA戦はROHのタイトル戦だった)高山以外のフリーも参加しない中、首都圏では無敵の観客動員を誇るノアでも観客は7割。さすがに厳しい観客動員であるが、興行内容は実にバラエティーに富んでいて非常に楽しめるいい興行となった。だからノアは侮れないのである。小川vsダグウイリアムスの正調クラシカルプロレスを堪能し、ヨネと秋山の喧嘩マッチで久し振りに見る秋山の鬼ぶりに痺れ、メインの森嶋とKENTAによる壮絶なぶつかり合い、どれも見ごたえ十分の試合ばかりだった。しかし森嶋のラリアットは凄かったなぁ。会場でアレだけの衝撃的なラリアット見たのは蔵前で見たハンセン以来だよ。あれを見ただけでも会場に行った価値がある、それ位凄いもんだった。

そしてこの日、個人的な満足とは違う意味で、一番感心したのは第2試合の何の変哲もない6人タッグマッチだ。この試合のクオリティーの高さにノアの底力、特に道場のレベルの高さを見て取る。試合のツルギーを分かっている6人、しかも手の内分かったもの同士による見事なアンサンブル。若手の青木のセンスのよさ、中堅の川畑の頑張り、未来のエース潮?アのキレ。それを支える多聞と雅央。こういうなんでもない試合にこそ、その団体の持つポテンシャルを見てとれる。ベルトの扱いにやや粗雑さを見せ、やや気になる点が無いわけではないが、このレベルの試合を見せ続けるノアはやはり今のプロレス業界ではナンバーワン団体と呼ぶに相応しい力を持っていると言い切って差支えないだろう。ただ繰り返すがベルトの扱いがぞんざいな状況であるには違いなく、プロレスといえどもベルトの存在意義が薄まれば、その団体は自壊しかねない事態を迎えることもある。ノアには十分気をつけて団体の運営には目配せをして欲しいものだ。

  by mf0812 | 2007-03-05 22:21 | プロレス格闘技

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