人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2003・宝塚記念予想 ~競馬予想アーカイブ~

以下の文は、昨年の宝塚記念の展望である。今年も去年とそんなに状況が変わらない様なので引用してみる事にした。


宝塚記念はターントゥ系の台頭が目立つレースであります、但し前走重賞で3着以内の馬ばかりですが。つまりターントゥ系が走るといっても血統の力で格下馬が大駆けする機会は余りないみたいですね。

3歳馬の参戦という事で俄然興味が湧きますが、去年同じ3歳馬の立場でローエングリンが3着に来た事から斤量差もあり、しかも今度は優駿馬ですから難なくこなせるかもという気がしないでもないですが、去年のレースはかなりイレギュラーだった事は覚えておきたいですね。近5年の宝塚記念のラップを見て頂きましょう。

宝塚記念タイム分析【芝2200m】

日付 開催 レース名 状 頭 基準タイム 1着入線馬名 1着タイム
ラップタイム 
天候 最3F PCI3

980712 3阪8 宝塚記念G1 良 13 2.11.9 サイレンススズカ  2.11.9
12.7-10.8-11.1-12.1-11.9-12.1-12.5-12.4-12.8-11.2-12.3
晴 35.1 49.5

990711 3阪8 宝塚記念G1 良 12 2.12.5 $グラスワンダー   2.12.1
12.9-11.5-11.9-12.3-12.4-12.1-12.1-11.5-11.7-11.0-12.7
晴 35.1 48.7

000625 3阪4 宝塚記念G1 良 11 2.13.6 テイエムオペラオー 2.13.8
12.9-11.6-11.2-12.6-12.4-12.1-12.4-12.6-11.7-12.1-12.2
雨 35.7 50.9

010624 3阪4 宝塚記念G1 良 12 2.10.9 $メイショウドトウ  2.11.7
13.2-11.2-11.7-12.7-12.5-11.8-11.8-11.6-11.5-11.6-12.1
晴 35.0 51.8

020623 3阪4 宝塚記念G1 良 12 2.10.4 ダンツフレーム   2.12.9
12.9-11.0-11.4-12.3-12.4-12.9-13.0-12.1-11.5-11.5-11.9
晴 34.5 56.5

 ラップタイムを見ると一目瞭然ですが、去年のレースは5F過ぎから13秒近いラップを2Fで連発し中弛みしていたのが分かります。その結果、勝ち馬ダンツのPCI指数が56.5になった訳です。因みに2着のツルマルは58.2でした。元々上がり勝負になるパターンが多い宝塚記念ですが、今年は有力馬が数多く参戦し、ここ数年のような緩いレースになるとは思えません。ですからネオUが通用するかという判断をする時に、去年ローエンGが3着だから大丈夫という論法で押すのは数字的には少々危ない感じがします。去年の宝塚記念は例外だといいましたが、そもそも各競馬場においてみても芝2200mそのものは後ろ掛かりになりやすいのが特徴でもありますね。但しそれを前提にしても昨年は例外だったという訳です。
さて近年珍しいほどメンバーの揃った宝塚記念。前走3着以内でないと連に来ないとか、そういうありきたりなデータを出しても面白くないので、少しひねって見ましょうか。

今まで上がりの話をしましたが、私の見解としては、今年に関してはここ数年に比べて、メンバー構成上特にタップダンスシチーの存在もあり極端な上がり勝負にはならないと見ています。元々4角で前にいないと苦しいレースですが、ラップ形成で言えば上がり勝負というよりは平均的なアベレージパターン(PCIで言えば50前後)に落ち着くものと見られます。そこで過去の宝塚記念でそういうパターンになった時の連対馬の種牡馬傾向を見たいと思います。集計期間は、近10年まで広げてみました。

【父系/延べ頭数/3着以内】

ターントゥ系 6頭(全てサンデーサイレンス産駒)
ノーザンダンサー系 5頭(内、サドラーズウェルズ系産駒2頭)
ナスルーラー系 3頭
ハンプトン系 1頭
トウルビヨン系 1頭

 このデータには勿論人気馬も入っている訳で、純粋な血統的偏向の力だけで、決まった結果だとは思えませんが、人気順を加味して、単勝5番人気以下の馬で3着以内に来た馬の種牡馬傾向を見て見ましょう。

◆種牡馬別集計
集計期間:930613 ~ 010624 ソート: 着別度数順
1 サンデーサイレンス 0- 1- 2- 0- 0- 0/ 3
2 デイクタス 0- 1- 0- 0- 0- 0/ 1
3 シンボリルドルフ 0- 1- 0- 0- 0- 0/ 1
4 Bigstone 0- 1- 0- 0- 0- 0/ 1
5 ハンティングホーク 0- 0- 1- 0- 0- 0/ 1
6 トニービン 0- 0- 1- 0- 0- 0/ 1
7 アーテイアス 0- 0- 1- 0- 0- 0/ 1
8 Dancing Brave 0- 0- 1- 0- 0- 0/ 1

という事で、ノーザンダンサー系とディクタス、つまりハンプトン系の大駆けが目立ちます。ハンプトン系というと今回はヒシミラクルですか…悪魔の囁きですねぇ。ステイゴールドの劇走を思い出しても分かるように取り合えず人気の薄いハンプトン系に関しては絶対に馬券に入れておきたいですね、軸にするかしないかは別としてですが。

  by mf0812 | 2004-06-24 04:10 | 競馬

<< アラン・パーソンズ 『A ... コスモバルクの存在意義 ~さる... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE