今更であるが…ディープインパクトの失格に関して

ディープインパクトの薬物失格事件に関して、JRAから一連の経過が先週発表されたが、まぁ細々した事はいろいろとあるんだろうが、今後こういう事が起きないためにその辺をちゃんと調べて今後海外遠征する馬たちへの大事な資料としてストックしていけばいければなと。確かに事の結末は最悪だったが、起きてしまった事の経緯を見るにそれほど重篤な問題が生じた感じではない様だしね。

まぁこの問題の大枠は、最近飛ばしが多いと悪名高き週刊文春などに書かれていた様な「ドーピング目的」で薬物を使用した、というのではのでなくて陣営が治療目的で使用していた薬が関係者同士の連絡や伝達ミスが起きそこから更に様々な偶然が重なった結果、不幸な結末を迎えたというのが事件の根っこであろう。事態の責任を取り厩舎の最高責任者である池江調教師がペナルティを受けるのは当然であるが、繰り返しになるが今回の騒ぎは決して抹茶を与える的な薬物投与(俺も例えが古いな)ではなく、陣営の経験不足や連携不足による細々した点でのミスが大事に至ったというのが騒ぎの本質である訳で、基本的には人間のやることだからこういうミスは必ず起こり得る、という類の話ではないかな。

ただ一点だけ、この事で大いなる問題点を指摘しておきたいのは問題発覚後の理事長を筆頭にしたJRAによる初動広報がお粗末だった点とそれを報じたマスコミの知識、認識不足による誤った報道方針ではないかなと思っている。だから、みのもんた如きにディープインパクトが薬物飲んでたから強かったみたいな底の浅いヨタ話をされてしまうのである。(しかし郵政民営化の時も思ったが、あの番組のブレーンには、世の中で起きている事をちゃんと理解してみのもんたにレクチャーしている人間はいないのか?)

とにかく競馬界としてはこうして起きたミスを貴重な財産として考えて今後遠征する陣営に為にもJRAはもう一度細かなところをきちんと調べなおして時間を掛けて構わないから、ちゃんとした事件報告書を作り上げて、それを公表し、競馬界としてデータ化した上でそれを共有化させる義務がある筈だ。取り合えず対外的な発表は一段落したんだし事の大枠はこれで片付いたんだからそれはそれとして、これからは「ディープ後」の為に徹底的な調査が求められる。“失敗のノウハウ”の積み重ねこそが、将来への大いなる成功への礎になるのだから。当然競馬マスコミはその辺を今後も十分に監視して、何なら自分達でも検証して、JRAの調査と突き合せて見てもいいだろう。調査報道の継続を望みたい。
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  by mf0812 | 2006-11-17 16:35 | 競馬

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