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日々雑感  BBC JAPANを見ながら 

スカパー110のチャンネルにBBCジャパンというのがある。この日記でも何度か取り上げた事があると思うのだが、平たく言えばイギリスで放送しているBBCの日本向けに編集されたチャンネルでドラマとバラエティにジャンル特化した構成となっている。因みにニュースにジャンル特化しているのがBBCワールドというチャンネルでこちらは普通のスカパーでも見る事が出来る。

そのBBCジャパンだがこれが非常に面白い。特にドラマのクオリティーの高さと言ったら日本産は言うまでもなくアメリカ産も太刀打ちできない素晴らしさである。今私が嵌っているのが「ナタリー・ヴァイン」というミステリードラマで女性司法精神医学者が主人公の如何にもミステリの本場イギリスらしい骨太な作品。またモンティーパイソンのメンバーであるジョン・グリース作出演のコメディードラマや「トラスト」という法律事務所を舞台にした社会派ドラマなど作品の種類は各種ジャンルに渡り、その何れもが非常に見ごたえのある作品となっている。

勿論ドラマ以外も番組の種類は多岐にわたるが、中でも「トップギア」という自動車情報番組が極めて面白い。新車情報からモータースポーツ情報まで車に関するありとあらゆる事をテーマにしているのだが、定期的に見ているその番組で個人的に非常に驚いた事がある。それはヨーロッパではディーゼル車が大変人気でしかも環境に優しい車として位置づけられており番組内でも頻繁に将来の車はガソリン車が駆逐され全てディーゼルになるだろう的な未来予想図が出てくるからだ。

我々の感覚ではディーゼル車=黒煙吐き出す=大気汚染=環境に悪い、というのが染み込んでいるが、実はガソリン車よりもディーゼルの方が二酸化炭素を吐き出す量が少ないそうで更に最近の技術革新により黒煙をモコモコ吐き出すと言うイメージは霧消しているという。日本では数年前に都知事がペットボトルにつまったディーゼル車が出したカスの塊を振りまく映像が強烈であの印象が強いのだが、現実は相当に違うようである。日本はハイブリット車へ技術傾斜をしていくようだが欧州はガソリン車からディーゼル車へと技術が傾斜していく感じだ。

さてこうした話題をいつ日本のニュース番組が取り上げるのかなと思っていたら漸くではあるが、今日テレビ東京で放送していたワールドビジネスサテライトでその件を紹介していた。まぁ常識を疑えとはよく言ったもので、同じ「環境」目的なのに日本ではディーゼル車は消え欧州では増加していくと言う摩訶不思議さ。世の中は分からないものである。

9/3記

  by mf0812 | 2005-09-09 04:43 | ニュース・評論

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