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日々雑感  11/17 変節の改革者より

SEABLOGスポーツ:退却は改革ではない!

オリックスの宮内義彦氏が阪急を買収表明をした日は、ロッテ対近鉄の世紀の一戦の朝だった。何もこんな日にとプロ野球ファンなら誰しも思ったわけだが、こうした最高に空気の読めないタイミングで発表した男が野球に関して何を言うとも、私は聞く耳を余り持たないし持ちたくもない。当時から売名行為そのものであったその買収劇に感情を悪くした野球ファンは多かった。こうしたスタートの段階でこの宮内氏と言う人へ野球に対する情熱と言う意味では、私を含めた野球ファンは少々の懐疑を持ち始めたのは言うまでもない。

さてそんな氏であるが、昨日だかNHKで今回の騒動に関する氏のインタビューを放送していたが支離滅裂を通り越して現状認識出来ていないある意味の哀れさを感じずにはいられなかった。この人は永遠にスポーツ文化を知る事は無理だろう。残念な話だ。

この人はその昔は、規制改革論者として有名で現在の小泉政権の首相の諮問機関である構造改革なんたらかんたらとかいう委員会で委員長を務めている。ところが政権与党側についた途端に小泉首相の拡声器と化している情けなさ。しかも一応規制改革論者の肩書きがあるのに、そんな立場の人が状況変わったらプロ野球の新規参入は良くない等と言って既得権益の保護に走っているのだからお笑い草なのである。

その昔、最近株でインチキしていた事がバレタ元共産主義者の政治ゴロである新聞社会長の元球団オーナーに「どこの馬の骨か分からない」等といわれていた宮内氏も、今となっては小泉政権&新聞社会長の腰巾着として存分に現在の地位を固めていらっしゃる。随分と既得権益を取り込むことには長けていらっしゃる。

そもそもフランチャイズにしようと思っていた球場が経営破たんしそうで、ダブルフランチャイズなんていう絶対に失敗しそうなアイデア出しているチームが、他のチームどうこういえた義理も無かろう。さらに言うと現状の12球団運営が赤字経営なのにアジアリーグとかいう意味不明の、それこそ採算合わないアイデア出してご満悦な態度を見るにつけ、オリックスと言う会社自体この後大丈夫なのだろうか?と言う違った意味での心配ももたげてくる有り様である。

赤字だ赤字だと言う割りに財務諸表すら公開しない。こんな馬鹿な話も無いと思うが、そんなに球団持つのが嫌ならおやめになればよい。買いたい企業は幾らでもあるのだ、有線ブロードバンド、シダックス、その他にも地方都市含めた各種団体、別にあなたの会社がいなくなっても誰も困らないのだ。そこまでして球団持っているのは、あなたの会社にメリットがあるからに他ならない。それを黙っていて赤字赤字の連呼も無かろう。それこそこの方のの著書である『経営論』にある一節

、「我が国においては、行政が民間企業の活動にさまざまな制約や規制を課す『統制経済』の色彩が強く、それが民間企業活動の非効率をもたらしていると」

と言う言葉をそのままノシをつけて宮内氏自らに送りたいものだ。

  by mf0812 | 2004-11-18 04:28 | スポーツ

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